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HAREMOKEMO Collection| 前編〜このサンダルの上でさらに「自由に・幅広く・面白い表現がどこまで出来るか」チャレンジしていきたい



 


今季の大きな変化としては、これまでの「SUBU」とは異なる「SUBU DOTS / スブ ドット」の登場があります。“より思い切った表現” の受け皿となる場所 = SUBU DOTS だと思いますが、これまで表現的な部分で無意識に制限がかかっていたような感じでしょうか?


この8年間、基本的には「4本線」を大切にしてきましたが、昨年「4本線からの脱却」をテーマに据えたコレクションを展開して、今年それをさらに発展させた形として「SUBU DOTS / スブ ドット」という考え方に着地しました。


これまで色々なモノを見てきた中で表現したいものも変化してきて・・・その表現欲みたいなものを発散出来る場所が欲しいな、と。


と同時に、さまざまなブランドとの別注では、これまでに無かった表情のSUBUも生まれて。


このタイミングで、SUBUはもう「キャンバスなんだ」と捉えて、このサンダルの上で「自由に・幅広く・面白い表現がどこまで出来るか」にチャレンジしてみたいなと思いました。





すんなりと脱却できましたか?


いや〜大きな葛藤がありました。


そもそも「冬のサンダル」としてスタートして、見た目的にダウンのような暖かさを作り出していたのはまさにその「4本線」だったので。そこから離れてしまうことは、もうSUBUでは無くなってしまうんじゃないか・・・という葛藤のような「怖さ」がありました。



確かにそうですね。このフォルムは、アイコニックですよね


そんな葛藤を抱えながら色々な人とお話しをしてみると、見た目ではなくて「履き心地」に価値を感じてくれている人がとても多かったり・・・SUBUを履いて映画を観たり、NANNENを履いて焚き火を囲むことを楽しんでくれていたり・・・


この履き物が生み出す体験価値というか、リラックス出来る時間や空間に価値を感じてくれていることが段々と見えてきました。


「4本線=SUBU」では無く「リラックスを生み出すモノ=SUBU」なんだって再認識して。


その瞬間にパッと視界が開けたような、解き放たれた感覚を覚えました、新しい遊び場を見つけて、テンションが上がるような感じです、笑。







今季新たに登場した「SUBU DOTS」ですが、なぜこのネーミングに?


まず重要なのは、「SUBU」と「SUBU DOTS」は上下関係にないということです。


元々あったSUBUから生まれたモノで、ある一部分を抜き出したようなイメージなので、ロゴの「U」の中にある「:(点々)」をうまく使おうと考えました。この点々は、カタカナの「ブ」の濁点をロゴデザインとして表現したものです。


いわゆる、履き物としての機能面とか利便性ではない部分、まさに濁点のような部分にフォーカスをしていきたい。機能面ではなくて、情緒面というか、デザイン面にフォーカスしたい。


有るのと、無いのとでは、見た目も、意味も、響きも変わってしまう。そんな想いを込めて、このような名前にしました。




WORD by gooth.inc




 


連載企画[SUBU25]とは・・・2020年を皮切りにスタートした連載企画。


この世に[SUBU]が誕生して5年が経ったその節目の年に、これからの「5年間」を見据えていくために活動開始。これまでの「5年間」を振り返りながら、これからの「5年間」に、どう繋げていくか、をこの活動を通じて、見定めます。


その一方、「トゥーゴー」という読み方には、[SUBU]と一緒に出かける、という意味も。単純に[SUBU]を履いて街に出かける、というのもそう、こうして、お話をしたことのない方の元へ出向く、というのもそう。もっと言うと、新しいコトへ、一歩踏み出して、チャレンジする、という意味も。これからこの連載企画を通じて、[SUBU]がさらに、魅力的なブランドへと成長していくことを期待して、活動していきます。







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