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RE:Collection|アッパー生地、中綿、アウトソールなど製品の約70%をリサイクル素材に変更。環境にも配慮した新コレクションが登場!


 



前回記事 でも新しいチャレンジとなる RE:Collectionについては少しお話を聞きましたが、さらに詳しくお話をお伺いさせてください。つくらなければいけなかった、または社会と調和するために必要性を強く感じた、というお話がありましたが、もう少し詳細を伺えますか?


2016年にブランドが誕生してからこれまでの累計販売足数が100万足に到達したことが、大きなきっかけになりました。それだけのSUBUをこれまで生産販売し、今後もそれを続けていくことを考えた時に、生産する責任のようなものを感じました。ブランドとして環境に配慮した活動をスタートしなければならない、と。

まずは製品の50%程度をリサイクル素材に変更することを目標に製品開発をスタートしたのですが、最終的には現時点で約70%をリサイクル素材に変更することが出来ました。アッパー生地、中綿、アウトソールの 3パーツを変更しました。

その販売足数以外で、何かこの活動を後押ししたことはありますか?


フランス・イタリアなどで出展した展示会からも大きく影響を受けました。


バイヤーと会話をしているとよく「サスティナビリティ」という言葉が出てきます。プロダクトにそういった要素が組み込まれているか、会社として、はたまた個人としてどのような意識を持っているか、などを問われる機会が増えていきました。遡れば、3年前くらいからですね。その頃から何かそういったアクションの必要性は感じていた中、累計販売足数が 100万足に達したことが決定打となりましたね。



RE:Collection Special Site: https://subu-recollection.com/



実際に、海外からのリアクションなどはいかがですか? 現状20カ国以上で販売をしていて、またアジアとヨーロッパでそのリアクションも異なります。


ヨーロッパだと “サスティナブルだから買う“ という人がいます。もちろん、サスティナブルだったら何でも買う、という訳ではないですが、そこの意識の違いみたいなものは強く感じました。サスティナブルで環境に優しいこと、リサイクル素材を使用していること、が付加価値であり、アドバンテージになるんだなと。


あとは、そういったサスティナビリティ視点でさらに改善してほしい点もいくつか要望をもらったりして、その意識の高さというか、徹底ぶりみたいなものは感じました。なので、なんというか表面的なものではなく、ひとつの姿勢として確立されて、スタイルとして定着しているように感じました。


まだ今年スタートしたばかりなので気が早いかもしれませんが、これからこの RE:Collectionの中でさらにチャレンジしたいこと、アクションしてみたいことなど展望はありますか?


そうですね。このコレクションは今後も継続的に発表し、しっかりと育てあげていきたいと思ってスタートをしています。SUBUというブランドらしくアクションを積み重ねていきたいです。


まず今後も継続的に使用する素材を見直して、リサイクル率を高めていくことはしっかりとやっていかなければいけないと思っています。また、リサイクルされた素材を選ぶのか。それとも、リサイクルできる素材を選んで使うのか、も引き続き検討したいですね。


サスティナビリティへのアプローチ方法は色々あると思うので、その素材の選び方や使い方を通じて、その方法をいくつか提示していけたらいいな、と思います。





これからどんな製品が登場するのか非常に楽しみですね。その他、何か思い描いていることはありますか?


あとは、どうしても消耗品にはなってしまうので、履き古した SUBUをうまく昇華させることが出来たらいいな〜と。何か姿形を変えて、違うプロダクトになってもいいと思うのですが、履き古した SUBUたちを手元に戻して、新たな価値を与えて届けられたらいいですね。


さらに数量は限られていますが、生産過程で不良品が出るは出るので、そういったものもうまく再循環させる仕組みを構築できたらいいな、とも考えています。B品にはなってしまうのですが、そういったこともオープンにしながら、生産過程なんかもより透明性を高めていけるといいですね。


SNSなどを使って、そういった情報発信をして B品前提にはなってしまいますが、欲しい方のお手元に届けていくようなこともひとつのアプローチなのかな、と。


リサイクルとか、サスティナブルとか、言葉を前にすると身構えるというか、お!!となってしまう時もあるのですが、ちょっと視点を変えたり、頭を柔軟にしたら、すぐにアクションできることって意外とあるんじゃないかなとも思うので、徐々にではありますが確実に “一歩ずつ” 前に進めていけたらと思います。




/ Interview by gooth.inc







 


連載企画[SUBU25]とは・・・2020年を皮切りにスタートした連載企画。


この世に[SUBU]が誕生して5年が経ったその節目の年に、これからの「5年間」を見据えていくために活動開始。これまでの「5年間」を振り返りながら、これからの「5年間」に、どう繋げていくか、をこの活動を通じて、見定めます。


その一方、「トゥーゴー」という読み方には、[SUBU]と一緒に出かける、という意味も。単純に[SUBU]を履いて街に出かける、というのもそう、こうして、お話をしたことのない方の元へ出向く、というのもそう。もっと言うと、新しいコトへ、一歩踏み出して、チャレンジする、という意味も。これからこの連載企画を通じて、[SUBU]がさらに、魅力的なブランドへと成長していくことを期待して、活動していきます。







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