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小杉湯 x SUBU|裸足で履くから、余計に気持ちいい。さっと脱ぎ履きが出来て、足元をぱっと温めてくれるSUBUは、銭湯仕事にピッタリなんです。

  • 執筆者の写真: kouta wakana
    kouta wakana
  • 6月17日
  • 読了時間: 6分

高円寺の商店街を抜け、そこに静かに佇む「小杉湯」は、1933年創業の老舗銭湯。街の「ごちゃ混ぜ感」をぎゅっと凝縮しながら、この街の人たちとあり続けてきました。そんな「小杉湯」の魅力に興味を馳せながら「銭湯とSUBU」の意外な関係性について、紐解いていきます。









今日は、銭湯とSUBUのベストマッチングについて、お話をお伺いしにきました。昭和8年創業、小杉湯の三代目である平松佑介さん、どうぞよろしくお願いします


もう即答しちゃいますが・・・僕からスタッフにプレゼントするくらい、相性は良いです。


毎日、営業時間(平日 14:00〜25:30、土日祝 8:00〜25:30)前に清掃をしますが、換気のために窓は全部開けて作業をしなければなりません。お風呂場にはエアコンが無いので、夏場は暑くて、冬場はとにかく寒い。屋外と変わらない環境で、仕事をしなければなりませんから。





それは・・・足元が冷えそうですね


しかも、水を使うので基本的に「裸足」で。


営業が始まっても番頭のお仕事をしながら、タオルを回収して洗濯して畳んだり、脱衣所やお風呂場の清掃をしたり、入浴剤を追加したり・・・ぐるぐる動き周りながら仕事をします。ほとんどは「裸足」で・・・冬はとにかく足元が冷えます。


さっと脱ぎ履きが出来て、足元をぱっと温めてくれるSUBUは、銭湯仕事にピッタリです。







そうすると、基本的には室内履きですか?


足元を冷やさないように室内履きとして使っているスタッフもいれば、出勤用の外履きとして使っているスタッフもいます。


土日祝は朝 5時から清掃を始めるので、朝早くに出勤しなければなりません。パッと履いて外に出ることが出来て、足元を寒さから守ってくれるので、外履きとしても使っています。


あとは営業中に、裏にある濾過装置を定期的にチェックしにいく必要があって、その時は一旦外に出て見に行かなければならないので、その時もさっと履いて見に行って、さっと脱いで戻ってきて・・・便利です。


そして何より、裸足で履くのもまた、気持ちいいですから。







平松さんは、最初にSUBUを知っていただいたのは、いつ頃ですか?


おそらく3年前くらいだったと思います。


僕自身キャンプもするので、それがきっかけで知りました。出入りの時に、靴紐を解いて・結んでを繰り返すのが面倒で、しかも冬だと寒いですし・・・購入させてもらってからは、ずっとお気に入りです。それから、ずっと履いていて、今は普段使いしています。







まさか、こんなにも銭湯仕事で、SUBUが活躍しているとは思いませんでした・・・嬉しいです!


「きれいで、清潔で、きもちのいい」お風呂を沸かす


小杉湯では、祖父の代からこの言葉が、家訓のようにあって、会社としても一番大切にしている言葉です。


「昨日よりも綺麗に、清潔にしよう。それを毎日積み重ねよう」と90年以上やり続けていて、今ではまるで何かの「競技」のように徹底的に掃除をしています。その最も大切な清掃作業に、ベストマッチしています。




ではこのまま「小杉湯」についても教えてください


祖父母が新潟から出てきて、渋谷で飲食店を営んだ後に購入したのが、この「小杉湯」です。


創業が昭和 8年で、元々ここを所有されていた方が「小山さん」で「杉並区」の銭湯なので名前を「小杉湯」として約90年前に創業しました。平松家なのに、小杉湯なのは、そうした理由からです。







建物も美しいですし、とても立派ですね


建物自体は、当時のままで、屋久杉を使って建てられています。


神社仏閣を建てる時に用いる伝統工法で宮大工さんが造ってくれたものです。毎年、丁寧に修繕しながらずっと使い続けていて、2021年に国登録有形文化財にも登録されました。



湯温が44度くらいの少し熱い「熱湯」、深めのお風呂、名物の「ミルク風呂」など温かいお風呂が 3つ、さらに水風呂が 1つで、計 4つの浴槽があります。温冷交互浴が小杉湯の代名詞です。




人気なのは、やはり「ミルク風呂」ですか?


そうですね、祖父の時代からずっと毎日続けているものなので、人気があります。


乳液のように真っ白で、やさしく甘い香りがして、3つの保湿成分(ワセリン、ミツロウ、ミネラルオイル)が入っているので、保湿効果も高いです。








来られる方は、地元の方がほとんどですか?


徒歩圏内・自転車圏内で生活されている方が、ほとんどです。


商店街にある飲食店でお仕事をされている方なども、よくご利用いただいていて、リピーターの方も多くいらっしゃいます。季節関係なく夏も冬も、雨の日も晴れの日も「生活の一部として」使ってもらっています。




営業時間が長いのも、特徴的ですね


一般的には、もう少し早い時間帯までの営業だと思いますが、この高円寺は、夜が遅いので。


お店の営業を終えてからとか、中央線で終電で帰ってきてからでも入れるような時間帯まで、営業するようにしています。ここは大切にしていて、24時台・25時台でも結構混んでます。


お仕事を終えて帰ってきて、さっと「ひとっ風呂」を浴びて帰る。


街の生活リズムに、小杉湯がそっと寄り添って、それぞれの生活に人知れず馴染んでいる感じですね。







まさに、地元に愛される「生活インフラ」として、永く愛され続ける場所ですね


これはとても大事にしていることですが、平松家もスタッフもごく自然に自宅のお風呂のように、この小杉湯のお風呂に入ります。


これは銭湯業界では、珍しいことかもしれませんが、僕も子どもの頃から当たり前に入って育ってきましたし、そこで「地元に愛される場所」として身を持って実感します。この実感は、非常に大きいです。


生活とともにあるお風呂。

日々のお風呂をシェアして生活する。


お客さんとも近すぎず遠すぎず、心地よい距離感で、はぁ〜〜〜と脱力してリラックスできる気持ちのいい場所であり続けたいですね。






思いも寄らない形で SUBUを使っていただいていて、本当に嬉しかったです。ありがとうございます!


小杉湯は、誰に対しても「閉じない場所」でありたいです。


今日初めて来てくださった方も大事なお客さまだし、毎日のように来てくださる方も大事なお客さま。どちらも大事なお客さまで分けて考えてはいけないし、接し方も変えちゃいけない。


常に小杉湯はフラットで一定であり、日常であることが大事です。


「きれいで、清潔で、きもちのいい」お風呂を沸かすことを積み重ねて、いつも徹底的にキレイにして、いつも同じ状態をつくり続ける。


いつ来ても、いつ帰ってきても同じ。心がホッと落ち着く場所であり続けたいなと思っています。





WORD by gooth.inc







連載企画[SUBU25]とは・・・2020年を皮切りにスタートした連載企画。


この世に[SUBU]が誕生して5年が経ったその節目の年に、これからの「5年間」を見据えていくために活動開始。これまでの「5年間」を振り返りながら、これからの「5年間」に、どう繋げていくか、をこの活動を通じて、見定めます。


その一方、「トゥーゴー」という読み方には、[SUBU]と一緒に出かける、という意味も。単純に[SUBU]を履いて街に出かける、というのもそう、こうして、お話をしたことのない方の元へ出向く、というのもそう。もっと言うと、新しいコトへ、一歩踏み出して、チャレンジする、という意味も。これからこの連載企画を通じて、[SUBU]がさらに、魅力的なブランドへと成長していくことを期待して、活動していきます。


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