連載企画[SUBU25]がスタート | 後編

最終更新: 1月12日

2016年に[SUBU]がこの世に誕生して、早くも5年が経ちました。


この節目の年に、新しく[SUBU25(スブトゥーゴー)]なる企画がスタートする、とお聞きして、その生みの親であり、ブランドディレクターである府川俊彦さんに、お話をお伺いしました。前編に続いて、後編では、これからの「5年間」について、お話いただきました。それでは、どうぞ、お楽しみください。



ー前編に続いて、ここからは、これからの「5年間」について、お話を聞かせてください。

ーこれから、いろいろな人に会って、お話を聞く連載コンテンツをスタートされると、お伺いしました。


そうですね。始めます、笑。


やっぱり、この仕事をしていると、モノをつくって売る、が目標ではあるんですね、もちろん。でも、ゴールをそこに置いてはいけないな、とも思うんです。なので、この[SUBU]もつくって、売って、皆さんが気持ちよく使っていただける以上のことを、お伝えしたいな、と思って。


サンダルブランドを脱却し、[SUBU]ブランドへ、みたいなイメージです。なので、この5年間で、「モノ」なのか、「コト」なのかはわかりませんが、サンダルに限定せず、[SUBU]の名前をつけた、新しい試みにチャレンジしたいな、と思います。そのチャレンジに向けて、いろいろと整理していくために、このような連載コンテンツを始めようかな、と。その中で、自分自身も、ヒントを見つけたり、刺激を得たりが出来ればいいな、と思います。



ーそうした活動を続けていくと、[SUBU]というサンダルを介して、いろいろな方と繋がれそうですね。

ーそして[SUBU]自体も、さまざまな業界と繋がって、独特のプロダクトになっていきそうですね。


はい、その通りですね。


カテゴライズして、ファッションブランドとか、アウトドアブランドとか、限定するとわかりやすいのかもしれませんが、いまは、何ブランド、という位置づけはしていないですし、していくつもりも今のところは無いですね。業界の壁を壊したい、とまでは言わないですけど、どの業界から見ても、変に見えないように、誰が見ても納得できるように、この[SUBU]を育てていきたいですね。


だから、僕も楽しみですね。これから、普段はあまり接点の無い方と、いろいろお会いして、お話をさせていただけるんだとしたら。たとえば、料理人の方とか、温泉旅館の方とか。予期せぬ業界の方が、意外な使い方をしてくれている、みたいなのが、こういう活動を続けていくと、見えてくるかもしれませんよね。そういうモチベーションが、すごくありますね。



ー実際履いていただいている方の声は、とても貴重ですよね?


どうしても、企画・製造・販売がメインになってしまうので、実際に履いていただいているユーザーの声は限定的にしか、聞くことが出来ないんです。そこは、ずっと課題を感じていました、ホントに。何か、見えてるようで、見えないんですよね。なので、ホントに良い機会だな、と思っています。


また、中国の工場で働いている工員さんたちにも、伝えられる情報が増えますしね。いまの[SUBU]を皆さんが、どんな風に思っているのか、を知りたいです。非常に楽しみです。



ーこの連載コンテンツに[SUBU25(スブトゥーゴー)]というプロジェクト名のようですが

ーこの「25」という数字や、「トゥーゴー」という読み方など、どんな思いが、込められていますか?


この連載プロジェクトをスタートするのが、2020年。ここから、これからの5年間を見据えていく。そうすると2025年、という年が見えてきます。これまでの「5年間」を振り返りながら、これからの「5年間」に、どう繋げていくか、をこの活動を通じて、見定めていきたいですね。一方、このプロジェクト名を授けたからには、最低でも5年間は、死ぬ気で頑張らなきゃなって、覚悟もしました。


一方、「トゥーゴー」という読み方には、[SUBU]と一緒に出かける、という意味を込めています。単純に、[SUBU]を履いて街に出かける、というのもそうですし、こうして、お話をしたことのない方の元へ出向く、というのも、そこに含まれます。もっと言うと、新しいコトへ、一歩踏み出して、チャレンジする、という意味も。トリプルミーニングですね。面白くしたいです。



ーこれからの「5年間」を見据える上で、「ファッションとしての日用品」という言葉は大切に感じました。

ー最後に、このキーメッセージについて、もう少し、わかりやすく、ご説明いただけますか?


最後の最後で、一番長くなるかもしれません、笑。


すごく端的に言うと、ただオシャレなだけではないですよ、ってことです。デザイナーがデザインした、可愛くて、オシャレで、格好いいサンダルを、私たちはつくってないですよ、ということを、ちゃんと言いたいな、と思って。そういう表面的なものではなくて、もっと深いというのか・・・人々の暮らしにちゃんとフィットするサンダル、だと思ってるんです。


あのコート、あのスカートに、この[SUBU]を合わせると可愛いよね、というファッション的な発想ではなくて、ちょっと近所のコンビニに、とか、ちょっとゴミ出しに、とか。そういう暮らしの一時に、フィットするサンダルとして[SUBU]を提案したいな、と思っています。「ハレ」と「ケ」で考えたら、完全に「ケ」の方ですね。


日用品って、暮らしに馴染み過ぎていて、いい意味で、テンションのあがらないもの、みたいに、僕は思っているんです。なので、そこに少しだけ、ファッション的な要素を追加してあげて、ちょっとした驚きを与えられるプロダクトとして[SUBU]を理解しています。


前編でも、お話をさせていただいた4層のインソールにこだわることで、いままでに感じたことのない履き心地を、ちょっとコンビニに立ち寄る十数分だったり、ゴミ捨てに行く数分だったりに、提供する。その何でも無い暮らしの一時に、贅沢な履き心地を楽しんでもらう。それを[SUBU]として、大切にしていきたいなと思っています。


寄り添ってるくれるんだけど、ちょっと気分をあげてくれる、みたいな感じですね。





満を持して、いよいよスタートした[SUBU25(スブトゥーゴー)]なる連載企画。これからの「5年間」を見据えるべく、着実に歩みを進めていきます。サンダルブランドから[SUBUブランド]へ。これからこのブランド名を冠した、どんなモノやコトが、世に放たれていくのか、非常に楽しみです。



次回は、開発当初からずっと[SUBU]を取り扱ってくれており、かつ、別注モデルなども毎年発表している[BEAMS]さんを訪ねて、お話をお伺いします。さまざまなブランドを取り扱うセレクトショップである[BEAMS]さんの目には、果たして、[SUBU]はどのように見えているのでしょうか。。。どうぞ、お楽しみに!


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